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大家が“敷金の振り込め詐欺”に遭う

2011-05-06
今日はちょっとおかしなタイトルを付けてしまいましたが、1年ほど前に体験したことをお話します。振り込め詐欺と言っても日本国内ではありません。
オーストラリアからイギリスを股に掛けた国際詐欺団が仕掛けたワナにまんまと引っ掛かってしまったのです。

当時、私の娘は日本の大学を休学してオーストラリアにワーキングホリデーで行っていました。1年間の滞在を終えて帰ってきた娘はオーストラリアの生活がよっぽど気に入ったのか、本格的にあちらの大学に留学したいと言い出しました。
話はハショリますが、オーストラリアの志望する大学からオファーももらい、さーて、後は、住まいをどうするかだということで、友人とシェアできるアパートを探していたとき、インターネットを見ていた娘が、

「このアパートメント、私、そばを通っていたからよく知ってる。ここなら、大学にも近いし、シティーの中心地だからすごく便利だし・・・オーナーにメールしてみるね」

ネットに掲載されている写真を見ると、外観も室内も素敵なアパートメントです。
ということで、早速、娘がオーナーにメールで連絡しました。
ところで、オーストラリアでは日本とちょっと違って、オーナーがアパート探しのサイトで自分の物件を紹介していて、入居希望者はそこにアクセスするという形が一般的です。もちろん、不動産会社が介在していることもありますが、とくに留学生の場合は、オーナーと直接やりとりして入居するということが多いのです。

で、翌日には、オーナーの女性からメールが来ました。パスポートと運転免許証のコピーも添付してあり、契約にまつわる諸々の条件などもきちんと提示されていました。

送られてきたパスポート

オーナーの彼女は、今はロンドンの旅行会社で働いていて、来週からはナイジェリアに出張で行くということでかなり多忙なキャリアウーマンのようです。

数回のメールのやり取りの後、契約書がメールに添付されて送られてきました。内容も妥当なことが書かれています。
日本でいうところの敷金と同じ性質の保証金(ボンド)が1000豪ドル。
それを前払いで指定の銀行に振り込むこと。そうすれば、ロンドンからカギを送るということもメールには書かれていました。

早速、振り込もうとしたのですが、指定されたウエスタンユニオン銀行の口座には当時、日本で振り込めるのはアパートローンで有名なスルガ銀行だけでした。私たちの近くにスルガ銀行の支店はありません。そこで、郵便局から国際送金で1000豪ドルを送金しました。娘の渡豪までにあまり時間がないので、こちらも気がせいていたのです。

すると、1週間ほど経って、向こうから「保証金が届きました」のメール。
やれやれ、これでカギを送ってもらえば一件落着だ、と思ったところに、追伸のメール。
イギリスの弁護士の指示で、契約書にあるとおり、前家賃1ヶ月分1500豪ドルも送金してほしいとのこと。

契約書には確かにそう書いてあります。

何だよ、それならそうと先に言ってくれよ。不慣れな人だよね、まったく!!親から相続したアパートメントなんだろう、きっと・・・。
なーんて、言いながら、
また、前家賃1ヶ月分1500豪ドルを送金しました。

しかし、・・・。

ここからが、なしのつぶてだと皆さんは思われるでしょうね。
意外や意外、そうではなくて、またまたメールが来たんですよ。

「オーストラリアにいる友人がアパートメントをあなたに貸せるように準備していたら、損傷箇所が見つかったので、私が急遽、ロンドンからオーストラリアに帰って、工事業者に頼んで修復しなければならない。それで、弁護士に相談したら、あなたが2ヶ月以上、住むつもりがあるのならば、あなたから前家賃としてさらに2ヶ月分を払ってもらえばよいと指示を受けた。2か月分3000豪ドルを送金してほしい

私たちは、この段階で、ようやく「なんじゃ!?こりゃ!!」と思い始めたんですよ(^_^;)。

「あなたの言っている事はおかしい!!早くカギを送りなさい!でなければ、お金を返金しなさい!」
もう取り返せないことは分っていますが、そういうメールを出すと、相手の反応が変なんですよ。
まともな詐欺ならば、そこで完全に消えるはずでしょう。
ところが、まだメールは来るんです。
「私は今ほんとうに手持ち金がないから、ロンドンからオーストラリアまで行けないんだ。なんとか、3000豪ドル送ってほしい」と今度は泣き落としみたいなメールです。

そんなことを何度かやりとりしているうちに、もうウンザリしてきたので、ただし、向こうがどこにいる連中かもさっぱり分らないので不気味です。おそらくロンドンにいるのでしょうが・・・。

知り合いの弁護士に相談して、今後の連絡窓口になってもらい、その旨を相手に伝えました。
それでも、しばらくの間はしみったれた内容のメールが来るので、メールアドレスも解除してしまい、すべてをお仕舞いにしたという次第です。

その後、ネットで調べていると、メルボルン総領事館の安全情報に、そっくりな内容の詐欺事件が記されていました。
⇒ メルボルン領事館の安全情報

さらに、調べていくと、イギリスでは、ロンドンのアパートメントを地方からやってくる人にそうやって紹介し保証金を詐取するという手口が横行していることも分ってきました。指定される銀行も私たちに指定されたのと同じ銀行が多いのが特徴です。

ここでは、結論を先に出して話していますので、なんで、こんな見え透いた手口に引っ掛かるんだろうと思われるかもしれませんね。確かにそのとおりなんですが、事態が一つ一つ少しずつ進行していく経過の中でのことですので、全体像がなかなか見えないのです。

普段、私はこんなのにやられてしまうようなヤワな人間ではないのですが、娘と一緒になって行動していたということもあってか、我ながら不思議なのですが、性善説で相手を見てしまっていたんですね(^_^;)。

それと、私も娘も、ネットでは海外と金銭のやり取りを何度も経験しており、そのため、気を抜いてしまっていたのかもしれません。

でも、大家自ら、敷金詐欺に遭う、なんて、お恥ずかしい話ですね(*^_^*)。

みなさんもどうかお気をつけください。

ちなみに、送られてきたパスポートですが、
後日、娘がオーストラリアの警察に行って調べてもらったところ、盗難にあったパスポートであることが判明しました。



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コメント:
それはそれは…

私は被害にはあわなかったものの、実は米国で暮らすためのアパートは、時間が無かったため韓国にいる時(米国に行く直前は数カ月韓国にいたもので…)にインターネットで探し、やはりメールのやり取りで契約にこぎつけました。

ただ、良心的だったのは米国に到着時点で敷金と1ヶ月分の家賃を払えば良い、ということだった点です。

当時もそうですし、その後も度々思い返しますが、詐欺に会ってもおかしくない状況ですよね…。単に運が良かっただけでした。
[2011/05/06 20:05] | tatsusae #d/.yyOxY | [edit]
tatsusaeさん

こんばんは(^_^)

tatsusaeさんの経験された、そうしたことのほうが現実的には多いじゃないでしょうか。
ほとんどがそれで何事もなくちゃんとスムースに行っていると思います。
どこであっても、人間対人間ですから、良心的な人はいっぱいいますよね(^_^)。
そう思いたいです(^_^)
でも、中には手ぐすね引いて待ってるおかしな連中がいる。日本も同じかもしれませんね。

振り返って思うことは、詐欺の手口は、小出しにしてくることですね(^_^)
一度に大量のお金を要求はしてこないで、
徐々に、手を変え品を変えで小出しに要求してくる。
それもすべてストーリーを描いているんでしょうけどね。

ただ、その当時、豪ドルがリーマンショック以降、思いっきり対円で安くなっていたので、
不幸中の幸いでした。

円高のおかげで、娘の留学資金もずいぶん得させてもらいましたが、
そのうちの一部をこうした形で逆に取られてしまった、という感じです(^_^;)

でも、“人を見たら泥棒と思え”なんてことは、やっぱり言いたくないし、
自分の子供にはなおのこと、言いたくないですよね(^_^;)

[2011/05/06 20:59] | (ブログ管理人)窓野外男 #- | [edit]
詐欺は万国共通なのですね。日本の振り込め詐欺の多いのには驚きます。日本人は信じやすい民族でしょう。
犯罪は一族の恥ということを教えられて育ちましたからね。
[2011/05/07 09:30] | asayan #- | [edit]
asayanさん

こんにちは。
そうですね。詐欺は万国共通ですね。

日本は世界の中では極めてめずらしい同一性の強い民族ですからね。
言葉にしても、顔つきにしても似通った人ばかりの中で生活しているので、
どこか“以心伝心”のようなものを心の拠り所にしているところがありますよね。
悪いやつはそこに付け入って他人を陥れて儲けるなんてことをしやすいのかもしれません。

お互い気をつけましょう!

[2011/05/07 12:16] | (ブログ管理人)窓野外男 #- | [edit]
窓野外男 様

はじめまして!
セイボウと申します。
貴重な体験談を
教えていただき、
ありがとうございました。

手の込んだ詐欺ですね。
高校生の子がいるので、
参考になります。
[2011/05/09 22:51] | セイボウ #5BHOKMt2 | [edit]
セイボウさま

はじめまして(^_^)

そうなんですよ。
手の込んだ詐欺ですが、それほどの金額は狙っていないので逆に「まさか?」と
狐につままれたような感じがありました(^_^;)

けっこう、このパターン、海外では長くはびこっているみたいですので、
息子さんの場合も海外へ行かれるときは、念頭に置いておかれるといいと思います。
これに限らず、娘の海外生活では次から次に強烈なアクシデントがありました(^_^;)
その度に、私は、娘に向かって、
「去りゆく一切は比喩にすぎない」を勝手な解釈で引用してフォローしてきました(^_^)。

なーんて、ちょっとカッコつけてしまいましたね(*^_^*) ごめんなさいm(_ _)m

貴ブログ拝見して、まさか不動産投資関連のブログにオスワルド・シュペングラーの名前が出てくるとは思いませんでしたので、驚きと感動を持って読ませていただきました(^_^)。

コメントありがとうございましたm(_ _)m。





[2011/05/10 00:38] | (ブログ管理人)窓野外男 #- | [edit]












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